コラム:心療内科の受診に際して | かたやまハートケアクリニック 長崎長与町 イオンタウン長与内の内科・循環器内科・心療内科

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コラム

心療内科の受診に際して

(2017.11.20更新)

当院副院長の片山二郎です。今日は、心療内科の受診に関してお話させてください。

ストレスを感じると、誰しも気分が落ち込んだり、食欲がなくなったり、眠れなくなったり、場合によっては、頭痛、動悸、体のだるさといった身体症状が現れることがあります。そのまま、特に、治療を受けなくても、時間がたてば、元の様に元気になることも少なくありませんが、症状によっては風邪と同じで無理を続け、治療が遅れると深刻な症状に陥ることも稀ではありません。

内科や身体の疾患であれば、すぐにその症状に応じた診療科を受診することに特にためらいはなくとも、実際自分が、心の病気になってしまうと、周囲から「気の持ち様」 「気合いが足らない」「怠けとる」「安定剤や、眠剤は、依存があるから。飲んだらいかんとぞ」「ほっとけば治る。」などといった(間違った)叱咤激励を受けてしまうことも多い様に思われます。心の病に対する偏見というよりも、やはり、病気について一般的に知られていることが少ないこと、そして、日本古来の精神論的な観念が根強くあるように思われます。

繰り返しますが、心の病は特別なことではなく、誰にでも起こりうるものであり早期の受診治療が必要です。 当院では、内科 循環器科 心療内科の患者さんの為の正面玄関に加え、「心療内科は受診しづらい」「入りよる所を人に見られたくない。」などと思われておられる患者さんのために正面玄関以外、[ 向かって左側の側面 ] にも出入口を設けており、プライベートにも、細心の注意を払っております。

どうぞ、1人で抱え込まずお気軽にご相談くださいますようよろしくお願い申し上げます。