コラム:理想の医師像 | かたやまハートケアクリニック 長崎長与町 イオンタウン長与内の内科・循環器内科・心療内科

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コラム

理想の医師像

(2018.09.18更新)

先日、たまたま目にした雑誌の記事に、患者から見た理想の医師像という特集がありました。
いくつか記載されていたのですが、一番は病気を治してくれることでした。これは当然ですね。誰もが納得と思います。
二番が優しいこと。話しをよく聞いてくれることでした。これも確かによくわかるのですが、医師サイドからの意見として、少しだけ付け加えさせていただけるとありがたいです。

例えば、子供の高熱などで、脱水症状も見られるときは、点滴治療が必要ですが小さなお子さんは注射をいやがります。付き添いのお母さんも水分とらせますからと、後ろ向きなことも多いように思います。ここで優しさを優先し点滴なしで治療すると、結局治るのに時間を要したり、悪化することもありえます。
また、高血圧や糖尿病など生活習慣病の治療にも優しさは敵になることが多いように思います。食事制限、運動療法など時としては厳しい注意や指導が必須となりえます。

このようなことは、患者さんも十分承知されておられます。
病気のことで、必要であれば厳しい注意や指導を行ってもほとんどの方が理解してもらえます。
それでも、このような指導をすると狭い診察室の中で若干空気が悪くなるのは避けようがありません。

僕は基本的に、人にも自分にも甘い方だと認識してますので、厳しい指導は苦手な方なのですが、理想の医師像でなく、正しい医師像としては、病気を治すためには厳しさも必要なのではないかと思います。

大事なことは、患者さんも医療者も病気を治すという同じ目的地があるわけですから、そこに早く、確実に到達できるように互いに協力し信頼しベストをつくすことでしょう。
普段は話しもよく聞いて、やさしく対応し、時に必要なら厳しさもありみたいな診療ができるように努力したいものです。