禁煙のお手伝い
(2018.10.15更新)
世間では、愛煙家はどんどん肩身が狭くなっています。
公共交通機関や、レストラン、喫茶店、居酒屋など、禁煙の場所は増える一方です。むしろ喫煙可能な場所を探すことが困難な状況です。
たばこ税もどんどん高くなり、一箱500円のワンコインで買えなくなる時代になっています。
健康面でも発がん性始め有害であることも広く認知されています。
では、なぜ喫煙を続けるのでしょうか?
それはニコチン依存症だからです。
ニコチン依存症というのは病気の名前です。つまり、喫煙を続けることは病気であると言うことになります。
依存症とは、アルコール依存症、パチンコ(賭け事)依存症などでも使われますが、そのことを継続しなければ心身ともに耐えきれない状態を表します。
依存症の原因は、たばこに含まれるニコチンです。ニコチンはコカインなどの麻薬と同様に強い依存性を持ちます。たばこを吸うとニコチンが脳に達しドパミンを放出させます。ドパミンが快感をもたらすので、またたばこを吸いたくなります。これを繰り返すと、たばこが切れたときに苦痛を感じます。この悪循環がニコチン依存症です。
ただ、繰り返しになりますが、ニコチン依存症は病気です。つまり、医療施設で医師のサポートを受け、医療保険を利用して治療することが可能です。
これが禁煙外来です。
もちろん、当人の禁煙への強い意志があることが大前提ですが、飲み薬や貼り薬を使用して3ヶ月程度で禁煙を完遂する治療になります。
当院でも禁煙外来を行っております。
ご相談いただければお手伝いできることがあると思います。
本人のため、御家族のため、病気は保険を使ってきちんと治療しましょう。