オールスター
以前も書きましたが、僕は子供の頃からの巨人ファンで、今年は残念なシーズンでしたが、来年への期待も持たせる結果でした。
長崎に住んでいると、なかなか実際に観戦に行くことは難しいのですが、数年に1回はオープン戦などを見に行くことを楽しみにしています。
そんな長崎ですが、プロ野球の試合の中でも一流の選手達が一同にそろうオールスターの試合が開催されたことがあることをご存じでしょうか。
2000年の夏に行われ、そのチケット入手は、はがきで応募し抽選だったのですが、数十倍の激戦だったらしく、当選したときの喜びは今でも覚えています。
当日は朝から子供の遠足のようにわくわくし、試合開始数時間前の開門の時から入場しました。
ベンチには両軍監督が王さんと星野さんで、コーチには長島さんもおられました。
スタメンも、セリーグに新庄、古田、松井、清原、金本、二岡、パリーグはイチロー、松井稼頭央、中村紀洋、小久保、城島、秋山とまさにレジェンド達の勢揃い、本当のオールスターでした。
試合もオールスター戦にふさわしい華やかな打ち合いで、清原、新庄、イチローのホームランもあり、MVPは清原選手でした。本当に野球ファンにとっては夢のような時間を過ごさせてもらいました。
このきら星のようなメンバーのすばらしいプレイを見ることができたのですが、その中でも僕が最もわくわくさせてもらった選手は当時ヤクルトスワローズの五十嵐亮太投手でした。試合の終盤に1イニング投げたのですが、そのストレートの威力は素人目にもすさまじく、ボールが空気を裂く音が聞こえてくるような感じでした。そのストレートを見るためだけでもチケットを買う意味があると思わせられました。当時20過ぎぐらいの若手でしたが、その後メジャーやホークスでも豪腕ピッチャーとして活躍しました。
この試合から18年経過しているわけで、つい先日の出来事のようにも思えるのですが、やはりそれなりの時間なんですね。 星野さんはお亡くなりなられ、長島さんも闘病しておられます。 上に書いた選手達もイチロー選手以外、多くのスーパースター達は引退されました。五十嵐投手も先日今年までとの報道がありました。
オールスターに出られるような超一流の選手達でもその技量を長年維持することは困難であり、だからこそ、その瞬間のきらめきがよりいっそう素晴らしく輝くのだと思います。
今後もそのようなきらめきを見ることができれば一野球ファンとしてはそれ以上の幸せはないですね。