骨密度について
(2019.04.08更新)
高齢になると、身長が若干低くなったり、転倒しただけで骨折したりといったことがおこることがあります。
この原因は骨の強度が弱くなって、体重を支えたり、衝撃を受け止めたりすることが若い頃のようにできなくなるためです。
この骨の強度、つまり骨に含まれるミネラル成分の量が骨密度と呼ばれます。
骨密度が若年成人平均値の70%未満になると骨粗そう症と診断されます。
つまり、だれでも骨粗そう症になるリスクがあるわけです。
骨粗そう症の治療としては、カルシウムやビタミンなどを多く摂取する食事療法、適切な歩行などの運動療法、さらにお薬で治療する薬物療法などがあります。
では、骨密度はどのように計測するのでしょうか。
測定方法は、レントゲンやCTを使用する方法、超音波を使用する方法、血液、尿検査で骨代謝マーカーを調べる方法などがあります。
当院では、かかとの骨に超音波をあてて測定する超音波法を行っております。
利点としては、被爆や痛みがなく、短時間で簡単に行えることです。
骨密度が低下すると、骨折などの危険性が高まります。
早めにみつけて、早めに治療、予防することが大切です。
気になる症状などございましたら、お気軽にご相談ください。