6年目を迎えました
2022年6月1日をもちまして、当院は開院から丸5年を経過し6年目に入りました。
経営のことなど知識も経験もない状態で開業し、いろんなトラブルに出会い、そのつど右往左往して周囲に迷惑をかけながら、なんとか続けている感じです。
スタッフや業者さん方、また、連携いただいている医療機関や薬局、保健所や医師会、町役場市役所など、当院に関わっていただいた全ての方に感謝しています。
なによりも、当院を信頼し受診された患者さん方のおかげでなんとか診療を続けることができています。この場を借りて心より御礼申し上げます。
5年の間にはいろんなことがありました。親しい友人をなくしたり、自分自身始めての入院、手術も経験しました。
昨年は父を見送りました。開院当初、内科診療のサポートを頼んだこともありましたので、患者さんの中にも覚えておられる方もいることでしょう。
88歳でしたので天寿を全うしたとも言えると思います。なくなる半月前まで外海の病院に行って患者さんの診療をしていました。
最後の10日はさすがに自宅療養でしたが、親戚や友人に電話でお別れを伝えたり、母に手紙を残したりしていたようです。
僕には特別に言い残すようなことはせず、最後まで普通の世間話をしていました。子供の頃に行った別府の家族旅行のことなどを懐かしそうに話していました。
なくなった当日、診療の合間の昼休みに弟と二人で実家に顔を見に行きました。もう意識はない状態でしたが、枕元の聴診器を胸に当て、自分の心音を聴診させてみるとかすかに笑った気がしました。
最後は妻、子供、孫にかこまれての大往生でした。
今年になって、クリニックのすぐ近くに鳥がすみついて、その鳴き声で患者さんの癒やしになっています。
弟とは冗談で父が気になって見に来てるのではと、話しています。
父もむこうで安心できるように、6年目のクリックも精進して参りますので、今後もよろしく御願い申し上げます。